Mandala
五智如来とその宮殿

大多数のマンダラにおいて、最内部は正方形で囲まれている。この正方形は本尊の居住する三次元の楼閣の平面見取り図である。楼閣の各壁は東西南北と対応しており、その中央は五つ目の方位と考えられている。これら五つの方位は五体の如来と対応しており、各々のシンボルカラーで表現されている。これらの如来はそれぞれ五つの仏の部族の代表であり、全宇宙を五つのグループから構築する構造体系を形成している。より深くマンダラ内の楼閣を体験できるよう、この部屋では四体の如来がそれぞれの対応方位の壁に展示されている。室内中央の尊格は五体目の如来、白をシンボルカラーとする大日如来である。白色光が全ての色のスペクトルを有するように、大日如来は他の四如来の能力と性質の全てを包含している。五体の如来はそれぞれ違う尊格のように見えるが、実はこれらは全て同一の仏であり、それぞれが悟りの別の側面を象徴しているに過ぎない。


blue green white red yellow

Buddha Akshobhya and the Eastern Quarter of a Sarvadurgatiparishodhana Mandala
Southern Central Tibet; 13th century
Pigments and gold on cotton
Zimmerman Family Collection